MD山本です。
しばらく時間が空いてしまってすみませんでした。
またまたサンドリーズ・アレーとは話が変わりますが、先日(5/15~16)に、勉強会をして欲しいとの今治地場産業振興センターからの依頼で今治市に行ってきました。
この勉強会の資料つくりで、普段ブログを書きしたためている時間(通勤の往復+就寝前時間)をしばし取られてしまいまして(徹夜含む)掲載遅延が発生してしまいました。
バイヤーには登板間隔が開き過ぎと怒られましたが仕方がありません・・・
で、今治ですが・・・
四国の地図で言えば左上に位置する愛媛県今治市は、日本最大のタオル製造産地として知られていますが、風光明媚な景観に恵まれた地域として有名です。中でも瀬戸内海をはさんで対岸の尾道(おのみち:広島県)に連なる島々を橋で結ぶ「しまなみ海道」が、今年開通10周年を迎え、地元では1年をかけて様々な町興しイベントが行われています。

しまなみ海道
羽田から飛行機で松山空港まで約1時間、通常ルートの場合空港からJR松山駅まで20分、そこから今治駅まで特急「うずしお」で約40分。移動時間だけ見れば東京から近そうに見えますが、乗り継ぎ待ち時間を含めると、新宿から4時間ほどかかりますので、日帰り旅行はおすすめ出来ません。

松山空港
「松山がアツイ!!」
松山市街を中心とした愛媛県は、今年秋からのNHKの大型ドラマ「坂の上の雲」のPRで盛り上がっている、今後の要チェック地域と言えます。(すんごいキャスティングです。私は普段TVドラマはほとんど見ませんが、この番組はぜひ録画してでも見てみたい番組です)
街中到る所に貼ってあるNHK「坂の上の雲」ポスター
私が地域の機関や企業の方々から呼んでいただける場合、当然ですがその意味は「観光」ではありません。普段東京ではお会い出来ない、ものつくりに従事している地域の元気な企業人の方々とお会いさせていただいり、ものつくりの現場(工房)で直接体感させていただいたりと、勉強の機会をいただける非常に貴重な時間を頂戴しております。
ただし・・・
とにかく工程がハードです。
休むヒマがありません。(「引き回しの刑」と呼んでいます)
しかもほとんどが「初対面」です。やはりいくら慣れているとはいえ神経を使います。
「灯台もと暮らし」とは、よく言い当てている言葉です。
「普段暮らしている環境で当たり前と思っていることが、はたから見ると非常に価値のあることだった」を見つけ出す『よそもの再発見能力』がバイヤーの成果に雲泥の差を生み出します。
自分自身が慣れてしまう前、つまり最初にお邪魔する機会が最大のチャンスとなるわけです。何事も「最初が肝心」という訳で、30分お邪魔するだけでかなりくたくたになります。
これを旅先で延々と繰り返すわけです。
これを踏まえて「今治の旅」をダイジェストでご紹介しますと・・・
AM9:30 羽田空港発
AM10:55 松山空港着
*ここから今回は車での移動となります。(松山⇔今治片道50Kmの旅)
AM11:15 (株)マイクロシステムキーストン社訪問
2001年創業、振興のソフトウェア及び機器の設計、いわゆるシステム開発を手がける会社で、国内外の大手メーカーさんとの多数の商売実績もさることながら、社長の濱井さんはまだ30代!! 企業時は何歳だった?・・・若い!!
AM11:45 (株)大五木材訪問
本業は材木屋さんですが、社長の高橋さんの「色々な方に木をもっと好きになって欲しい」という熱い思いが『森のかけら』という、木製ホビー&キッズ&インテリアブランドを生み出し、2階は世界中の木々と日本中の木工デザイナー(職人)作品が集結する一大セレクトショップとなってしまった経過と商品の数々、それらに携わる思いを教えていただきました。(ちなみに高橋社長も若い!まだ40代前半とは・・・)

外観は普通の材木屋さんですが・・・
2階がぎっしり木製品の宝庫、まさに「セレクトショップ」状態!!2階がぎっしり木製品の宝庫、まさに「セレクトショップ」状態!!



数百種類の商品の中で一番おもしろかった「座布団風、木製インテリア」です。
見た目の柔らかさにだまされ・・・・固い・・・・
PM0:15 和洋菓子ショップ「菓子屋艶(えん)湯渡分家」訪問
今治市内で知る人ぞ知るお茶カフェ「行(アン)」で出るお茶菓子をどうしても買いたいという多数のニーズを受けて出店したお菓子やさん。人気沸騰で2店のうちの支店(本店は今治市内)にお邪魔しました。

和モダンな店装
地元食材をふんだんに使用した焼き菓子コレクション
PM0:30 松山~今治異動(ちょこっと昼ごはん付)
PM1:30 工房織座(こうぼうおりざ)訪問
小田急でも定期的にイベントを行っている「いまばりタオルブティック」の常連参加企業さんですが、意外に初めての本社訪問となりました。ノスタルジー漂う「いつか見た田園風景」が眼前にひろがる、閑静な山のふもとに工房とショップを構えていました。大型織機では織れない(つまり一日数十枚しか作れません)「ゆらぎおり」を開発した父と、その工房をきりもりする母、そしてそこから生まれた商品をマーケットに仕掛ける娘さん。武田親子の絆の源を勉強させていただきました。
「いつか見た風景」がここにはあります。

工房とならんで建てられたロッジ風のショールーム

店内も雰囲気たっぷり
工房内。従業員5人で「ここでしか出来ない織物」を生み出しています。
PM2:30 今治地場産業振興センター着(ホテルチェックイン含む)
勉強会事前打ち合わせ
地場産業振興センターは、地域の企業や地域振興のための機関です。中でも今治地場産センターは、いまばりタオルのセレクトショップ「いまばりタオルブティック」の運営母体であり、さらにインキュベーション施設「IBIC(アイビック)」も運営するなど、全国的にも活動的なビジネス支援コミュニティー機関として知られています。
この建物、実はあの稀代の建築家「世界の丹下健三」設計なんです。
PM3:30 地元FMラジオ「FM Radio Bari Bari」出演
地元FMラジオ番組での地場産センター放送枠でのインタビューがありまして、バイヤーの仕事や商品開発についてお話させていただきました。
PM4:30~6:30
①いまばりタオルブティック
秋にサンドリーズ・アレーで計画しているフェアの打合せを行いました。しまなみ海道10周年記念なので、タオルを中心としながらももう少し地域色を出した企画を練ろうということでタイムアップ。次回会議は東京持越しとなりました。
地場産センター内いまばりタオルブティック本店
②(株)スナミヤ
パーティー用クラッカーで使われている火薬の使用規制を受けて開発され「火を使わないクラッカー」の紹介を受けました。とにかく飛びます(20m余裕です)ので、式場需要が大きいそうです。ポイントは飛ばす中身を色々選べる(紙ふぶき、テープ、ぬいぐるみ、ブーケ等)ことですが、パーティーグッズとしても売れそうです。

③ベンチャー企業家 藤本社長
先ほど立ち寄った「菓子屋艶(えん)湯渡分家」の社長さん、藤本さん(彼も30代)はこのインキュベーション住民です。元会社員でありながら店つくり、商品つくりまで全て藤本さん独学で築き上げたそうです。恐るべし探究心とど根性・・・頭が下がります。

④親和縫製株式会社
インド刺繍とのコラボレーションでアパレル開発を仕掛ける会社なのですが、とにかく刺繍のレベルがハンパじゃない!!見たことないボリュームに圧倒されました。
全てハンドメイドの刺繍ストール・・・圧巻です。
PM6:30~9:00 勉強会
50名くらいのたくさんの方々による勉強会でした。東京のマーケティングや消費者ニーズ、ターゲットの設定等お話させていただきました。
PM9:30~12:00 反省会
結局ず~っと仕事の話しかしない「飲み会」です。ここで皆さんの本音が炸裂しますので、非常に重要な情報交換の機会となります。
笑ってますが説教され中・・・
隣は説教主、ガラスアートセレクトショップ「ミラーズ・ウサ」宇佐社長
こんな感じで、ホテルに戻ったら風呂にも行けず倒れこむ・・・
2日目もこんなテンションで「引き回し」続けるわけです。
「お前はいいな~。色んな所へ行けてさあ。」と言われますが、実態はクタクタなのです。




