どうも、MD山本です。今回もお堅いやつでいかせていただきます。
以下、少々お付き合いくださいませ。
■商品計画の前の大事な市場情報収集『マーケティング』
バイヤーの最低限の仕事の範囲は、計画業務を主業務と設定すると、「店頭(売場)に商品が並ぶまで」と言えます。
これは商品計画(これを業界では『適時(必要な時に)』『適価(適切な価格で)』『適量(必要な量だけ)』『適所(適切な場所で)』と呼んでいます)だけを指しません。
この商品計画をする前のバイヤーに必要不可欠な仕事として市場情報収集作業「マーケティング」があります。
これは単に「○○店の○○が売れている」だけでなく(これは競合店調査と言います)、「来年のファッショントレンドは○○が来そうだ」だけでもなく(これはコレクション情報調査と言います)現在のマーケティングは非常に広範囲の市場情報が求められています。
消費者(お客様)の立場で考えれば明解です。
情報を集める機会、購入する機会が飛躍的に増えています。いつでもどこでもケータイ片手で事足りてしまうのですから、百貨店やファッション関連専門店や雑誌、新聞だけを見ていても市場予測は成り立ちません。
いわゆるマストレンド(世界3大ファッションコレクション情報や、大量の広告媒体を打って需要喚起を促すスポーツマーケット等々)を追っかけて(なぞって)いれさえすれば、そこそこ売れた時代は終わったと言っても過言ではありません。
例えば昨今の環境視点のマーケティングは、ボランティアに代表される草の根運動(市民活動)が大きな市場の推進力となっています。
加えて消費スタイルも「新しさ」よりも3R(リユース(再使用)・リデュース(廃棄物発生抑制)・リサイクル(再資源化))に象徴される、「今あるものを大事にする組み合わせ消費」が今後の主流になることが予想されます。
このマーケティングの本流は、「少子高齢化社会」という先進国共通の流れであり、今後数十年のまさに「大きなトレンド」となるキーワードが見え隠れしています。
■実例としての「サンドリーズ・アレー」マーケティング
この来るべき日本共通一大トレンドである「少子高齢化」を整理し、作成した表があります。
あえてタイトルを付けるならば「少子高齢化社会における全国共通の消費主流ターゲットである団塊~団塊Jr~団塊JJ親子三世代共通ニーズの抽出」となります。

実は、この表( market-201.html)がサンドリーズ・アレーの全体MDコンセプトの根幹となっているわけですが、この表から予測出来る(読み取らなければならない)市場ニーズと、我々の商品計画を如何に合致させられるか?これに従来のファッションマーケティングの手法は当てはめることはとても困難です。
このサンドリーズ・アレーのマーケティングで最も重要なキーワードは「コミュニティー」と言えます。この表から導かれるニーズは、それぞれの立場の個人を取り巻く環境から生まれてきます。まさに「十人十色」の人間模様が織り成すマーケティングです。
いわゆる「流行」に左右されない、『NO,1じゃなくでOnly One』というどこかの歌のとおり「自分流」が今の時代です。しかし、これは単なる個人主義を指しているわけではありません。
先にお話した環境トレンドは、まさにこの「コミュニティーマーケティング」の具現化に他なりません。
子(または孫)を持つ親の最大のニーズは「次世代の幸せ」の追求です。自分の幸せ⇔家族(子供)の幸せ⇔地域の幸せ⇔世界の幸せとなるのです。
サンドリーズ・アレーの究極のテーマは『世界平和』ですが、これは決して大袈裟でも冗談でもないという事は、この表からもご理解いただけると思います。
個人個人の暮らし(シーン)の中に、如何にフィットした商品を提供できるか?
言い換えれば個人の暮らしに関連する人々(コミュニティー)全員の豊かな暮らしをお手伝いする商品をご提供出来るか?
マーケティングは非常に奥の深い、バイヤーの人格やキャリアそのものをあらわす業務とも言えます。
次回は「バイヤーって何? 其の三「バイヤーのお仕事 ②プロモーション」」をお伝えします。





コメント
初めて投稿させていただきます。いつも楽しくブログを拝見させていただいております。現在マーケティングを勉強しようと思っていたところ、ブログ形式でわかりやすく説明してあり、改めてマーケティングは奥の深いものだなと思いました。とても勉強になります。次回も楽しみにしております!
投稿者:シトロン|2009年07月16日
初めて投稿させていただきます。
ちょうどマーケティングを勉強したいと思っていたところ、ブログ形式で書かれていて、とてもわかりやすく、勉強になりました!
次回の「バイヤーのお仕事③プロモーション」もよろしくお願いします!
投稿者:シトロン|2009年07月16日