
こんにちは。MD山本です。
少し間が開いてすみませんが、先日ご報告した続き(その二)は、いよいよ現地訪問リポートです。

ホントはこんな「土砂降り」でした・・・
真珠は権威や美をあらわす装身具として紀元前34世紀から使われており、また万病に効く薬としても世界中で食されていた産物でもあります。
(かのクレオパトラが真珠を溶かして飲んでいたという話は有名です)
最近では、真珠の原料を使用したスキンケア商品が話題となっています。
近代史の中でも屈指の世界的な著名人である、「"真珠王"御木本幸吉(みきもとこうきち)」による、養殖技術の開発が成功するまでは、世の中には天然の真珠しか存在せず、(良質の真珠は1000個の中で1つ程度と言われています)非常に高価で入手の難しい宝石として重宝されてきました。
愛媛県宇和島は、御木本幸吉氏のおひざもとである、三重県伊勢志摩、長崎対馬等、日本で名だたる真珠養殖産地として知られています。
ちなみに真珠は、簡単に分けると
1.海で出来る真珠(海水パール:アコヤガイ、シロチョウガイなど)と
2.川や湖で出来る真珠(淡水パール:イケチョウガイ、カラスガイなど)の2種類あり、
いわゆる「良質な真珠」を評価する項目は、一般的に、
①色(国によって好みが変わる)、
②テリ(光沢があるほど良い)、
③形(真円ほど良い)、
④大きさ(大きければ良いというわけでもなく、ネックレスのような数珠使いの場合、均一性が重要となる)、
⑤表面(へこみやキズがないほど良い) の5段階で評価されると言われています。
そこで、真珠養殖の一大産地、宇和島の中で一二を争う有望企業「土居真珠」さんへお伺いさせていただきました。
土居真珠さん概観
中でも、土居真珠さんが行っているパールオーナー制度「パーリー倶楽部」は24時間アクセス可能なWebカメラによりオーナーさんが現場を見れるという、非常に面白い試みとして注目されています。
この位置で日々養殖地の観察が出来ます。
また、土居真珠さんは真珠の生産工程を実際に体験できる「養殖・加工体験ツアー」も主催しており、社長土居一徳氏の宇和島真珠普及活動の本気度合いを伺い知ることが出来ます。
真珠は、そもそもどのようにして出来るのか?
簡単に言いますと「貝の自助洗浄能力から生成される真珠層の形成」となります。
貝は餌を取る特に殻の内部に海水を取り込みます。その時一緒に進入した不純物や有害物質で除去しきれなかったものをたんぱく質で包み込みます。
この真珠が自助作用として行う「包み込み」を何年もかけて何層にも覆っていき、やがて美しい光沢を持つ真珠となるのです。
これを応用した養殖技術が「核入れ」と呼ばれる作業です。
貝殻をボール状にした「核」を意図的に対象貝に入れ込みます。
「核入れ」終了後、再び海に放たれ、長い養殖の旅に就くのです。
貝殻を原料としたボール状の「核」
アコヤ貝の稚貝
貝を開き、貝の内側に向けて・・・

「核入れ」作業中。まさに「外科手術」オペみたいです。
核入れ後、養生網でじっくりと育まれた貝の外観

取り出された真珠たち。コンディションは千差万別です。
パールは 非常に息の長い成長過程を要します。
このような「核入れ」前の稚貝養殖でまず半年、核入れ後の宇和海での「慣らし」で何半年、そして遠洋の養殖場で2年と、一人前に成長するまでに3年もの月日がかかります。
日本の生んだ世界標準の発明、技術である、この真珠養殖技術と産地をどのように盛り上げていくか?
土居真珠さんをはじめとした宇和島市の挑戦は始まったばかりです。
この「宇和島ブランディング振興プロジェクト」は、引き続き経過をご紹介させていただきます。
乞う期待!です。



































